羽黒山で山伏修行体験
途中、羽黒山の五重塔の前を通ります。
ほとんどの観光客は、五重塔を見て引き返していきます。
出羽三山とは、月山・湯殿山・羽黒山のことですが、
月山は過去、湯殿山は未来・羽黒山は現在を意味します。
三山の中でひとつだけ標高の低い羽黒山には、出羽三山神社があり、
ここにお参りすると三山全てお参りしたのと同様のご利益があります。
時間や体力がない人は、羽黒山だけ来ればいいです。
もし三山全てお参りしたい人は、
羽黒山→月山→湯殿山の順にお参りするのがいいそうです。
現在→過去→未来というわけですね。
座禅の修行体験をした後、火渡りの修行体験をしました。
火は浄化を意味します。
過去を全て焼き払い、新しい未来を創生するのです。
火の上を飛ぶことは、その象徴です。
修了式。参加者全員に修了証書が授与されました。
夕方、月の沢温泉北月山山荘に移動し、
夜はキャンプファイヤーを囲みながら、
協力隊時代に体験した世界の信仰について語り合いました。
翌日、最後に即身仏の鉄門海上人が祀られている注連寺を見学しました。
即身仏とは、ある修行をすることで絶命するのと引き換えに自ら仏になった行者のことです。
この寺に祀られている鉄門海上人は、
世の中をよくするために様々な事業に取り組んだ人でもあります。
加茂(今は水族館で有名)と鶴岡を結ぶ道を作ったのも鉄門海上人の功績のひとつです。
協力隊精神は、鉄門海上人に通じるものがあるのではないかと感じました。